インドネシア人の金持ちがケチになる理由(1)

インドネシアは嫉妬とやっかみの世界である。

結婚して間もない頃、マクドナルドからハンバーガー50個とコカコーラ50杯の配達が届いた。女房にしてはまったく覚えのない注文であったが、住所も電話番号も女房の名前も合っており、ようするに悪質なイタズラ電話であるとわかって、デリバリーの若者には引き取れない旨を伝え、ハンバーガーとコカコーラを全部持って帰ってもらった。

それにしても、彼の怒り方はこちらにとって非常に不愉快であり(気持ちがわからぬでもない)、ひどく後味の悪い一件だった。

犯人は誰か―女房に心当たりがあると言う。当時女房には親友が二人いて(ともに中学時代からの同級生)、いずれも、インドネシアではごく平均的な貧困家庭であった。そのうちの一人が、(女房が)日本人と結婚するとわかってからは、連絡をくれなくなったと言う。

おそらく彼女ではないか、と言うのである。真相は謎のままだ。女房は彼女だと断定するが、ひょっとしたら別の友達かもしれないし、親戚かもしれないし、あるいは自分の兄弟姉妹かもしれない。まさか兄弟がそんなことするなんて…それが十分にありえるのだ。

(次号に続く)


※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

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