インドネシア人の金持ちがケチになる理由(3)

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それでは小さなお金の無心はどうかといえば、つい最近までちょくちょくあったものの、この頃はよほどでない限り、我が家に無心することはない。

理由は―我が家の家計が苦しくなり、とても兄弟を援助する余裕などなく、お金を貸さないから―である。

しかし無心といっても○十万ルピアの世界なので、正直いえば援助できないこともない。私がゴルフを一回我慢すればいいだけの話である。それではなぜ援助しないのかといえば、いい加減ここで歯止めをしておかないと、またずるずる甘えられてしまうのだ。

兄弟姉妹の頭の片隅には「また困ったら、妹(姉)夫婦に頼もう」がある。これが平均的なインドネシア人の考え方ではあるまいか。「一家族だけ見て判断すべきではない」と言われる方がいるかもしれない。しかし同じような境遇にある私の友人達も同様な感想を漏らしている。

さて表題の「インドネシアで、金持ちがケチといわれる理由」である。そう、ケチにならないと、際限なく無心されるのだ。その結果、自身も貧乏になってしまうのである。

(次号に続く)



※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

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