貧乏には貧乏になる理由がある(上)


女房の遠い親戚に極貧の家族がある。旦那はミクロレット(田舎バス)の運転手。定職があると思うなかれ。仕事をするのは一週間に一度。その女房はお手伝い(プンパントゥー)が主な仕事で、兄弟や親戚の雑用をすることで収入を得ている。

子供は四人、15歳、13歳の姉妹、8歳の弟、5歳の末娘。当然これだけの家族が生活していくには、いかにインドネシアであろうと、毎月最低300万ルピアぐらいの金は要る。

旦那の収入はすべて彼のタバコ銭に消え、頼るは女房の稼ぎのみ。しかしいかに女房が働き者であるといっても、お手伝いで300万ルピアを稼ぐことは不可能。

よって子供の教育費など兄弟・親戚に借りまくることになるわけだが、本当によくやっているなあと思うことばかり。この頃は子供全員(末娘はまだ未就学児)が学校に行かなくなった。オヤジが言うには


「子供達は学校に行きたくないんだ」


うそこけ、この甲斐性なし。我が女房もそのオヤジには呆れるのだが、子供達を小さい頃から知っているため、しかとはできず、その親戚をお手伝いに使い、常識では考えられない給料を出して、彼女達の生活を見てやっていた。

(次号に続く)

※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

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