貧乏には貧乏になる理由がある(中)


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ところがこの頃は借金の申し入れが多すぎていい加減辟易し、すっかりこの親戚をもてあまし気味である。あまりにお金の無心が多いので、それを問い質すと

「毎月15万ルピアのクレジットで冷蔵庫を買った」

だから、そのお金で子供を学校に行かせてやれよ。

当然ハルにも厄介なことは巡ってくる。これがインドネシア人と結婚したものの宿命である。難しいことではない。旦那の職の紹介だ。それで、日本人の知り合いに頼んで、運転手として雇ってもらうことにした。

知り合いはジャカルタの郊外に住んでいる。そことジャカルタを往復するだけのこと。仕事先以外は日本食スーパーやゴルフ場が主な行き先。非常に簡単な仕事だ。これぐらいならできるだろうと彼を知り合い宅に案内したところ、行ったその先で

「遠いのでいやだ。もしよければ知り合いの運転手を紹介する」



バカか、こいつは!


残業代も含めればおそらく400万ルピア以上は確実に得ることのできる仕事を『遠い』からの理由で簡単に蹴ってしまった。ええ加減にせい!

(次号に続く)


※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

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