インドネシア人をもっとも差別するのは何人か?(後)


前回を読む

屋台だけではない。一般にお手伝いさんやドライバーも低い職業と見なされている(誰も公然と口にしないが)。

この間ゴルフコンペに興じていた折、近くの豪邸を指して「あれは、私の家よ」と冗談をいったキャディーがいた。すぐさま「えっ、あの家のお手伝いさんなの?」と返したら「enak aja!(上等じゃない!)」と怒った。

私にすれば、キャディーもお手伝いさんも似たようなものだ(誤解なきようお願いします)と思っているのだが、彼女達には違うようで、自分達も低いレベルの人々と同じにされたということで、酷く立腹していた。

ここでインドネシア版ヒエラルキーを偉い順に並べる。

金持ち→大会社の社員→普通の社員→売り子→ドライバー→お手伝い→屋台引き→ゴミ集配(適当です。あまり細かい突っ込みはしないようにお願いします)といったところだろうか。

はっきりいってインドネシアは差別社会だ。大会社の社員がお手伝いと結婚することはあまりない。家族の強力な反対がある。だいいち本人自身もそれを望まない。大会社の御曹司とレストランのウェイトレスが、家族の反対を押し切って駆け落ちする例は、テレビのドラマにはなっても現実としてはあり得ない。(ハルの知らないところであるのかな?)。

したがって、貧乏にあえぐ少女が金持ちにめぐり会うシンデレラストーリーは、外国人と結婚する以外、方法はなさそうである。


※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

ジェイピープルメインページはこちら


0160125