関空で外国人に間違われた話(前)


子供がまだ小さかった頃一時帰国したときの話―

関空で。飛行機の旅をようやく終えて、実家の最寄り駅までバスを利用する。そのバスで目的地までのチケットを自動販売機で購入したところ、係りのおじさん(おじいさんに近い)がジェスチャーにてハルに話しかけてくるではないか。

両腕を交差し×印を作って、ハルの子供を指差した。制服を着ているので、空港職員に間違いないのだが、なにしろ言葉をしゃべらず、ジェスチャーなので

「このおじさん、外国人なのかな?それとも聾唖者なのかな」と訝った。

職員に外国人を起用することも、聾唖者を起用することも時代の流れからして十分ありうる。外国人だと英語ぐらいなら大丈夫だと思って、英語で尋ねることに。しかし「what?」 というところを思わず「kenapa?」といってしまい、すぐに「what?」と言いなおしたが、そのおじさん、ようやく「チャイルド、ノー」と日本語・英語のミックスで言葉を発した。

あれ?子供はバスに乗っては行けないの?と既に購入したバスチケットをそのおじさんに見せると、彼はハルからそのチケットを取り上げ、子供の分だけハルに返金してくれたのである。

そう彼の言いたい事は、幼児は料金不要ということなのだ。だから彼は親切にもチケットの料金を返金してくれたのである。ありがたい話だ。ひさしぶりに感じた日本の親切であった。

(次号に続く)

※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。

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