編集長ハルの気まぐれ日記
「帰ってきたらダメ!」
 
大阪在住の女房(インドネシア人)の話。

仕事もしていないし、出かけることもない。相当ストレスが溜まっているみたいで、こちらは腫物に触るよう気を付けている。

「そんなに(精神的に)しんどいなら、お前だけでもジャカルタに戻るか? 二カ月でも三か月でも向うでゆっくりして、落ち着いたら日本へ来たらいい」と提案する。

数日考えていたようだけど、いまはすっきり落ち着いて機嫌も悪くない。

「パパ、ジャカルタには行かないから」



明るくなった理由は…

ジャカルタの姉に連絡したところ

「いま帰ってきたらダメ! 余計にストレスが溜まる」と諭されたそうな。

この姉は兄弟では出世頭で、家も土地も車もあり、三人の子供はいずれも大卒で一人は大手銀行に勤めている。

それでも…ここ数か月は生活に余裕がなく、さらには親戚縁者からの無心が絶えない。

一例を挙げると

某遠縁の話。夫の仕事は某大手会社に勤める人の家庭車運転手。給料は300万ルピアであったが、ボスの在宅勤務がずっと続き、解雇される羽目に。政府による保証など一切ない国なので、途端に生活困窮へ。

家賃の100万ルピアが払えない。「家賃を払え!」と大家から毎日催促の嵐だ。しかしこの大家を責めることはできない。この大家だって家賃収入で暮らしており、生活ぶりは豊かではない。払えないのはわかっている。それでも催促せざるを得ないほど窮している。社会全体がこんな感じなのだ。

だからもし女房がジャカルタに戻ったとしても、間違いなく日本にいる以上にストレスが溜まるのである。

まあ、とりあえず機嫌が直ってよかった。




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