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●ロストボール探しが一番迷惑
ルール上は5分許されているが、これは生活のかかっているプロに許される時間である。三分が限度、あるいは前の組が見えなくなったら、ボール探しは諦める。前の組が見えないのにいつまでもボールを探していたら、後の組から罵倒されていると思われて間違いない。ハル自身は一分以内と決めている。これはいらち(せっかちの意味~関西弁)の性格も反映しているが。
●トロトロ歩き
これも厄介。18ホール通してそれをやられたら、かなりのスロープレイとなる。一番よくないのは「とろい奴に合わせる」ことだ。とろい奴は置いていこう。とろい奴は自分がマナー違反をしているとはこれっぽっちも思っていない。ちなみにゴルフ場での速さの基準は、大阪や東京の地下鉄駅構内を歩く速さと思ってもらえば差し支えない。ゴルフは楽しく皆で談笑しながら回るものだとトロトロやられては叶わない。それは散歩である。ゴルフはさっささっさと歩く中で楽しく談笑するスポーツなのだ。
●グリーン上での他人本位
グリーン上ではキャディー任せにしない。ボールは自分で置く。自分の打つ番が来たらボールを置くのではなく、同伴競技者の邪魔にならない位置であれば、早々とセッティングしておくべきだ。自分の番になったら、とっとと打つ。ワングリップならお先にとっとと入れる。OKと言われたらとっととボールを拾う。全員が打ち終わったら(打ち終わらなくても)とっととグリーンを降りる。スコアを記入するのは次のホールへ向かう途中でいいだろう。
(次号に続く)
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