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バーディーパット(1)
先日のゴルフにて。140ヤードのパー3。ハルの放ったティーショットは、打った瞬間「これは抜けた!」と叫んだほど会心の当たりであった。

「抜けた」の意味は振り抜けたと言う意味でグリーンをオーバーしたという意味ではない。同伴競技者の面々は?という顔をしていた。

クラブヘッドの重みだけで、打ったいうより運ぶという感じ。球の重さをほとんど感じない。上級者ほどそんな当たりをするのだろうけど、ダッファーであるハルに至っては、こんな気持ちのいい当たりは滅多にない。

ピン横5メートルに落ちて、ボールは転がることなく、一度小さく跳ねて止まった。落下地点にはボール跡がくっきり残っており、これは強力なスピンがかかっている証拠だ。グリーンフォークでボール跡を修復しながらニンマリ。

(次号に続く)



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