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ハル流パッティング論(上)
ちょっと生意気かなとは思うけど、ハルなりにジャカルタでのパッティング論を。

ハルはよほど微妙なラインでない限りキャディーにアドバイスを求めない。よくわかっていないキャディーがほとんどだし、それにわかっているとしても、こちらがその通りに打てるとは限らない。

逆に「右、1グリップ」とか言われたら、右を意識しすぎて2グリップぐらい余分に打ってしまう。よってほとんどはキャディーを頼らない。

そういいながらも…、キャディーを頼るときがある。ジャゴでプレイするときは、必ずW君なるキャディーを指名するのだ。非常に小気味よく、芝もスロープもきっちり読んでくれるし、ハルの飛距離もよくわかってくれているので、さらには気心も知れているので、なおかつ相場よりチップも5万ルピア上乗せすれば、いまのところジャカルタでは、ハルにとって最高のキャディーである。


問題は正確すぎること。


これが現在のハルと彼の間の課題であるのだ。

5メートルぐらいのパッティングで

「ボール三個分右!」と自信を持って言う。

(次号に続く)



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