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練習場にクラブを忘れた経験のある人は案外多い気がする。ウッドやユーティリティーなら一本ぐらいなくなっても仕方ないと諦めるけど、アイアンが一本でもなくなれば全セット使い物にならないのと同じである。
中には「7番アイアンがないけど気にせず使っています」という人もいる。しかし本当のゴルフ好きにとっては、7番アイアンがないとなれば、「俺はこの先どうやって戦っていけばいいのか…」と途方に暮れるような痛恨事となる。※スコアはほとんど変わらないと思うけど。
またまた話がずれてしまった。『練習場にクラブを忘れたときの対処方』であった。本題に入ろう。
まずクラブを忘れた旨を受付あるいは係に伝えたとする。日本なら
「何番ティーで練習されていたか覚えていますか。すぐに探してみます。しばらくお待ちください」
のような対応をしてくれるだろう。
しかしインドネシアではほぼ間違いなく(100パーセント)次のようなやりとりとなる。
「クラブを忘れたみたいなんだ。忘れ物は届いてない?」
そしてそれを言われた練習場スタッフ(受付、ボールボーイ、キャディー、掃除係すべて)が怪訝そうな顔で
「さあ、私は知りません(Saya tidak tahu, ya…)」
彼らが怪訝そうに「知らない」と言う理由―。
自分の責任ではない
~との意思表示なのだ。
(次号に続く)
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