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キャディーのことばだけではなく、150メートル表示の植樹から計測しても、確かに140メートルぐらいである。
ハルの場合、140メートルは28度のユーティリティーを使う。それを思いきって振るとこれがナイスショットしてグリーンを10メートルもオーバー…。あれ?ハルの飛距離ってこんなに伸びたのか?
続く第三打はライの悪い逆目。これをピッチングで打とうと思ったら、キャディーが持ってきたのは、52度と58度のウェッジのみ。「アプローチにはピッチング・52・58の三本を持ってきて」と念押ししていたにも関わらず、ピッチングを忘れる。慌てて取りに戻ろうとしたキャディーを制して
「もう、いいから」と口ではやさしく内心いらいらして打ったら、やはり寄らない。
そしてお約束の3パットでダボ。
こんなのが二、三度あって、ふてくされ気味にプレイする。スコアも当然まとまらない。
あ~あ、今日は大したことない一日で終わりそう。
そして迎えた最終ホール。パームヒルの最終ホールはやけに長くて、もっともパーの取りにくいパー4でもある。
(次号に続く)
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