このコーナーは過去アクセスの多かった記事を加筆・修正して掲載しています。


短尺パターで大失敗(中)
 
前回を読む 

原因を探っていく。ハルはパターでもヘッドアップする癖があるので、若干(かなり)屈み気味のスタンス(直角ぐらいに屈むのだ)で構えるようにしている。そうするとすぐには(体が)起き上がらないので、ヘッドアップも減少するというわけだ。ところがそうやって体が慣れてくると、今度は短尺パターでも、さらに長く感じられるようになり、違和感を覚えるようになった。

こうなったらパターは入らない。どうしたものか―。そしてハルが出した結論は


「さらに短く切る」


そうして出来上がったパターは、なんと長さ30インチ!

これに鉛をペタペタ貼ってバランス調整、究極のダッファーハルスペシャルカスタムパターの誕生である。

翌日はコンペに参加予定。早速明日これで戦ってみよう。と密かに闘志を燃やしていると

またまたミスターXが現れ
「そこまで短くすると距離感がおかしくなるよ。たしかにショートパットは入るようになるけど、3パットが増えるかも」とまたまた不吉なことを言う。

「いいの!ショートパットが入ったら。どっちみちロングパットなんて入らないんだから」

(次号に続く)


ジェイピープルメインページへ