まだゴルフを始めて間もない頃、ジャカルタ南部にある某パブリックのゴルフ場での話。
ゴルフを終え、クラブハウスにてミーアヤム(ラーメン)を注文、友人と談笑していた。そのとき運ばれてきたミーアヤムに蟻が十数匹『もわ~』と浮いているではないか。げっ、インドネシアでは蟻をスープのレシピに使うのかと思えるほど、たくさんの蟻が浮かんでいた。
傍の友人は「ちょうど出汁が出て美味いんだよ」と大笑いするが、ダッファーハルは思わず目を背けてしまうほど気色悪くなった記憶がある。
それ以来、そのゴルフ場では、ミーアヤムは当然としてその他のメニューも注文しなくなってしまった。お腹が空いていてもひたすら我慢する。なんせそのゴルフ場の名前を聞いただけでも、蟻入りミーアヤムを思い出すからだ。
お話変わって―
今度は別の某パブリックゴルフ場。ここで注文したのは、牛の照り焼き定食であった。味はまあまあである。パブリックのゴルフ場だからこんなものだろう。さて問題は味噌汁。豆腐、ねぎが主な具である。で、箸でぐるっと味噌汁をかき回すのだが、茶色いキノコのような具が入っているではないか。
(次号に続く)
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