さて今回は初めて100を切った、いや切りかけた話を書こう。場所はポンドックチャベ(おそらく)。その頃は102とか103とかがベストで(今と変わらんではないか)、どうしても100を切りたく、練習もそれなりにやって、週一回はコースに出ていた。その日も、キャディーに向かい
「まだ一度も100を切ったことがないんだ。今日こそ100を切るからね。アドバイスをよろしく頼むよ。100を切れたらチップもたくさんあげるから」
がぜん喜んだキャディー。 池やOBの位置など確実に教えてくれ、グリーンも熱心によんでくれた。ついでにスコアカードも書いてもらい、ダッファーハルは打つことのみに神経を集中。
その当時はボギーかダボが多くパーは滅多に取れず結局100を切れない状態(今と変わらんではないか)が続いていたのだが、この日に限って大叩きするホールがなく、これはひょっとして100が切れるのではないか―と内心どきどきで最終ホールを迎えた。
そして最終ホール、キャディーが言うには
「トゥアン、ダボで上がれば100を切れるぞ!」
(次号に続く) |