Vsアッキーナ、宿命の対決(2)
1番スタート。ハルはボギーでスタート。アッキーナもボギーの上がり。にんまりしたのはハルであった。

1番スタートはその日の一日を占う大事なホールだ。

「スタートホールとはいえ18ホールのうちのひとつに過ぎない。ゴルフはあがってなんぼなので、1番で叩いてもがっかりする必要はないし、いいスコアが出たとしても必要以上に喜ばない」

というゴルフ達者はいうけれど、やっぱり一番でいいスコアが出ると嬉しいものだ。

ジャゴラウィの1番でボギーはハルにとって及第点。今日は調子いいかも!

それに比してアッキーナの沈みよう。だいだい普段パープレイで回るような達人にとって、スタートホールのボギーは嫌なはずである。試合ならその一打で負けることもあるし、今回はいかにお遊びとはいえ、万一ハルに不覚を取るようなことがあれば、少なくともジャカルタでハルを知る人々に「ハルさんと互角なんて案外アッキーナも大したことないよね」と揶揄されるような一大事なのだ。

そして2ホール目、ハルはふたたびボギー、アッキーナはパーとする。はっきり言って互角なのだ。アッキーナ、1アップとはいえ渋い顔。ひょっとしてハルを恐れているのか?

そして3ホール目に差し掛かると「今日は調子がいいかも!」というハルに「結局は平均の法則が働くからねえ」といきなり陽動作戦に出た。この陽動作戦、以前功を奏しハルをめためたにした成功例がある。※ふたたびもうちょっとでアッキーナをぎゃふんを言わせるところだった話参照

さらには、ハルのお気に入り『桜もよう入りナナメッティ』をティーアップしようとしたら、「ハルさん、そのバージョンは古いよ。いまはこっちだよ」とハルがもらった新バージョンがこれ(下写真右)。

ボールを乗せる部分に打ち出し方向をデザインしてくれている最新モデル。これは飛びそうと思わせるような視覚的効果を狙ったものだろう。




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