Vsアッキーナ、宿命の対決(4)
アッキーナさんのボール~御覧のように自身で図柄をデザインされているので、誤球の心配がありません。「暇やなあ」とか言わないように

いよいよ後半に突入。陽動作戦に引っかからなければ互角ともいっていい、この戦い。気を取り直して臨む。

10番ホールは、左ドッグレッグの打ちおろし。うまくドローを打たないと突き抜けて藪に飛び込むワンペナ。よって刻むのも作戦だけど、ハルはここでドライバーを選択。ハルの腕前であれば、ドライバーでもそれ以外でも失敗するときは失敗するのだ。だったら最初からドライバーでいけばよろしい。

これがびっくりするような高弾道のナイスドローが飛び出して、最終落下地点は、グリーンまで200メートルほどのフェアウェイど真ん中。

それに対してアッキーナ、なんとティーショットを右林に打ち込む大チョンボ!

ハルの第二打、グリーンまで200メートルは、打ちおろしでもあって、スプーンなら乗らないこともない距離であった。※平坦な200メートルは絶対届かない。

これもナイスショットしてグリーンの20メートルぐらい手前までもっていく。

アッキーナの三打目はといえば・・・ペナルティー地点からグリーン脇のブッシュに飛び込み、またまた、まさかのペナルティー。

これってハルがずっこけるときのパターンではないか?いったいどっちがハルでどっちがアッキーナ?

まあハルもグリーン前でしゃくっとやってしまったが、このホール(パー5)をパーであがってこのラウンド初のパー。で、アッキーナに向かい


「アッキーナさん、いくつ叩いたの?」


アッキーナ、きっ、とハルを睨んで


「7!」


苦節数年、インドネシアの名も無きダッファーが日本屈指のトップアマに初めて一矢報いた瞬間であった。

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