ゴルフショップ繁盛記  

シャフトが折れるとき(後)
開店当初は「いつ潰れるのやら」「やっていけるのか」と第三者だけではなく、経営者の店長ハル自身も訝っていたけど、開店から既に五年以上も経過し、いまではそこそこに認知されるようになって、われながら「よくもったなあ」と感心しているのだ。今回より回想の意味もあり、過去のゴルフショップ繁盛記を加筆修正して改めてJPgolfを紹介したい。

 前回を読む

シャフトの硬さはしなりの大きさであり、クラブを振るヘッドスピードが速いほど、しなりは大きくなり、ヘッドスピードの速い人ががレディースシャフトを振れば、しなりが大きすぎてどこへ飛ぶかわからない。

で、プロはこのしなりの大きさをうまくスイングで調整できるので、どんなシャフトを使っても使いこなすことはできるらしい。ただプロにとって最大限の飛距離と方向性の良さの両方をもたらすクラブがXシャフトであったりXXシャフトであったりする。

このカーボンシャフトは極めて横のしなりに強く、相当剛の人が振ってもなかなか折れないらしい。その割には、チョコンとどこかにぶつけただけで簡単に折れたりもする。これは(カーボンシャフトは)縦の傷に弱いという脆さがあり、小さなミリ単位の傷がついていても、簡単に折れるという話だ。

だからクラブを運んでいるときや、ティーグランドで待ち時間にコツンコツンと遊んでいるときに傷がついてしまうこともあり、それがあるときポキっといく。

特に多い事例は、根元から折れるケースだろう。これはヘッドとシャフトの接合部が弱くなっていると勘違いしてはいけない。

一番の原因は、下右図のように根本付近でボールを打った場合、シャフトに亀裂が入り、いつの間にか折れてしまうという話だ。

 
正しいミートポイント〜左図の青い○内    右図の青い○内で打つとポキっ!の可能性大

そう、一番の原因はヘッドスピードの速度ではなく、ミスショットに原因がある。もし根元から折れたのなら、今一度自分のスイングをチェックしてみよう。


このページは過去アクセスの多かった記事を加筆修正して再掲載しています。



0160424