クラブをたくさん買う人はゴルフがうまくなる?(中)

開店当初は「いつ潰れるのやら」「やっていけるのか」と第三者だけではなく、経営者の店長ハル自身も訝っていたけど、開店から既に五年以上も経過し、いまではそこそこに認知されるようになって、われながら「よくもったなあ」と感心しているのだ。今回より回想の意味もあり、過去のゴルフショップ繁盛記を加筆修正して改めてJPgolfを紹介したい。

「クラブを買う人ほど練習するので上手くなる」(ゴシタハンデ氏談)の話の続きなのだ。 前回を読む

しかし、このゴシタハンデ氏、クラブに関しては少々病気である。彼が初来店して、まだ三ヶ月も経たないというのに、彼がこここで、買ってくれたクラブ、売ってくれたクラブを併せると、その数、なんと数十本以上! たくさん売れ筋のクラブを持ってきてくれるので、当方としては大助かりであるが、それでも客観的に見てみると、ほとんど病気である。

新しいクラブ、使ってみたいクラブが出たら、買わずにはおれない。つい一ヶ月前、ここで大量にキャラウェイのウェッジを仕入れて、「もう、ウェッジは、これで最後、もう買わない」と言っておきながら、先週末、タイトリストの最新vokayを買ってきた。しかも二本!

で、こんな病気の人は珍しいかと言えば、それが、結構な数いて、よくクラブを持ってきてくれるMさんは「この一年でアイアンセットだけでも6セット新品を買った」と言い、一見のお客様でも5本や10本まとめて持ってきて頂ける方は「もう、病気ですよ。アホや」と自分に呆れて、大笑いしている。彼らにしてみれば、クラブを処分できるところ(JPgolf)があってよかったといったところか。当然私もそれが狙いで、このビジネスを始めたわけであるが、こんな病気の方々の話を聞くと実に楽しい。

(次号に続く)


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