ゴルフショップにも付加価値の時代(中)

開店当初は「いつ潰れるのやら」「やっていけるのか」と第三者だけではなく、経営者の店長ハル自身も訝っていたけど、開店から既に十年以上も経過し、いまではそこそこに認知されるようになって、われながら「よくもったなあ」と感心しているのだ。今回より回想の意味もあり、過去のゴルフショップ繁盛記を加筆修正して改めてJPgolfを紹介したい。

前回を読む

そのおじさんの知り合いがゴルフショップを経営し、いまでも繁盛している。練習場と新品売り場と中古売り場をうまくマッチングさせ客はひっきりなし。それで成功して邸宅を構えるまでになったという話。

ようは斜陽産業とはいえ、うまく運営すればまだまだ儲けることも可能ということか。

一番駄目なのは、総合大型スポーツ店。野球からサッカーからほとんどのスポーツグッズを備えており、ゴルフグッズもゼクシオその他の最新モデルを大量に販売しているところ。その一角で中古クラブも扱っているような店もある。

しかしゴルフだけに関していえば中途半端だ。本当にゴルフを好きで新品を買いたい人は専門店で買う。そうでない人は品揃えのいい中古ショップに足を運ぶ。

百貨店のスポーツコーナーもしかり。ゴルフクラブを買う人は、お金持ちかもしれないが、ゴルフをよくわかっているので、百貨店ではなく専門店を利用する。ゴルフに嵌れば嵌るほど(腕前は別として)クラブ性能など専門店のスタッフと談義する傾向がある。

((次号に続く)


このページは過去アクセスの多かった記事を加筆修正して再掲載しています。