ローカル業者事情(後)
前回を読む

ハルなりに分析してみると

「本気度」と「まめさ」であるように思う。

「まあまあだね」と答えるものは、小さいとはいえ自分でショップを開き(5平米とか10平米〜家賃にしたら月1jutaぐらいなもの)、看板を出している。自然そこにやってくるお客さんはいる。

そのお客さんへまめにコンタクトすることで常連客を増やしていくのだ。武器は携帯電話だ。JPgolfにやってきては携帯電話で
「ボス、いいドライバーがあるよ。〇〇ルピアだ。状態もAクラス…」

こんなやりとりをいつもしているのだ。正直頭が下がる。ハルにはそこまでできない。それに日本人客にそんなことをすれば押し売りみたいに思われ客足は遠のくだろう。

JPgolfへ来店頻度が少ないまたは、いつの間にやらやって来なくなったブローカーの多くが

以前はそんな店に勤めており、これだったら俺でもできると顧客を奪って独立していくものが大半だ。

最初はいいがそのうち一定数の顧客だけでは買う本数が限られていくので、自然需要は減る。店を持たないため、新規の客をつかむこともできない。

まあ、そんなところだろう。おそらくハルの分析は間違っていまい。

ゴルフ人口が少なくなっているとはいえ、ゴルフをやる人はいるのだから、うまく立ち回れば生き残っていくことはできるのだろう。






※このサイトに掲載されている内容(データ)は ジェイビープルが所有するものであり、無断転載、転用及び無断複製は一切禁止します。
※リンクはフリーです。Copyright(c)2004-2005 JPEOPLE