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初めに
ジャカルタでゴルフを覚えたダッファーハル。日本のコースはまったく知らない。さすがにそんな私でも始める前には、一応一般素養として「なるべく少ない回数でボールを穴に入れればいいのだな」ぐらいは何となく知っていて「ゴルフには各々の力量に合わせてハンデがあり、ハンデが一桁の者をシングルプレイヤーと言う」ことも中学生の頃には既にわかっていた。で、それぐらいの知識は誰しも持っているものとばかり思っていたら
「ハルさん、ゴルフうまいんですか？シングルプレイヤーなんですか」
「シングルなんてほど遠いですよ。ただの下手の横好きです」
「すごいなあ、シングルなんて。一人で回るなんて」
「･･････」
これはタケノコ診療所の某日本人看護婦さんとの会話である。彼女はまったくゴルフを知らないという訳ではなく、スラバヤに勤務していた頃は何度かコースに出たことがあるという。ようするにそんなレベルで（腕前のことではない）ゴルフをやりたいと思っているのだ。先日も突如「ゴルフをやりたい」と言い出した友人（女性）がいて、どの辺りから教えていけばいいのかと「ゴルフはどうすればいいスポーツかわかりますか」と尋ねた。
「ボールをポーンと飛ばせばいい」「穴に入れたらいいのかな」という答えがかえってきて、思わず「そう、その通りです」
という訳で、「いまさら聞けないゴルフ」は、あくまでもジャカルタでゴルフを始めた人に対してのコーナーであるという認識のもとで進めていきます。ご容赦ください。
ゲーム方法
ティーグラウンド（第一打を打つところ〜通常高台になっている）からボールを打ち始め、グリーン（旗の立っている奇麗な小庭）のホールにボールを入れる競技。なるべく少ない打数で入れた人が勝ちます。各ホールによって規定打数が決められており、規定打数であがるとパー、１打少ないとバーディー、１打多いとボギーと名前がつきます。たとえば規定打数が４打なら３打であがるとバーディーになります。ちなみにバーディーが出ると、ルンルン気分になり、その日一日を楽しく過ごせます。
ホールは全部で18あり、通常は、規定打数３のホールが四つ、規定打数４のホールが八つ、規定打数５のホールが四つあり、もし全部を規定打数であがるなら、合計打数が72となります。規定打数（通常は72）であがることをパープレイといい、一般人はこの打数であがることを目標として日々努力しています。（かく言う私もその一人）しかし、実際にそこへ到達できる人はごく一握りです。
で、勝敗ですが、ゴルフの性質として、運が作用することはあまりなく（たまにありますが）、通常は上手な人が勝つようにできています。それだとゲームとして成り立たないのでハンデが決められます。ハンデは通常、平均スコアから72を引いて八掛けしたものになります。たとえば平均スコアが100なら、100-72=28、28×0.8=22.4、小数点未満は切り捨てで、その人のハンデは22となります。ゲームの勝敗は実際のスコア（これをグロスといいます）からハンデをひいたもの（これをネットといいます）で争われます。たとえば、ハンデ５の人が80でプレイするとその人の成績は75になり、ハンデ20の人が94でプレイするとその人の成績は74になります。勝敗はネットで決まるので、ハンデ20の人の勝ちとなります。ダッファーハルがたまにコンペで優勝するのは、このハンデをたくさんもらっているからであって、上手だからではありません。ゴルフのコーナーを担当しており、たまに優勝するからといって、ダッファーハルはゴルフが上手いと勘違いしている人がいるようです。ここで謹んでお断りしておきます。私は下手です。失礼しました。(。-_-。)ポッ
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※過去人気のあった（？）シリーズを加筆修正してお届けしています。
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