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マナー@ 絶対してはいけないこと
ゴルフで絶対してはいけないことがふたつあります。それはゴルフ場の破壊とスロープレイです。「『ゴルフ場の破壊をするな』なんて当たり前じゃないか」と断言してはいけません。一般社会では常識人であっても、ゴルフ場では一時的に性格が変わる人はたくさんいます。あるいは錯乱状態に陥る人がたくさんいます。
たとえば公園にきれいな花壇があったとして、平気でそれを踏みにじる人がいるでしょうか。もしいれば「その人は頭がおかしい」または「錯乱している」だけでしょう。こんな人たちには近づかない方が無難です。
しかしこれがゴルフ場の花壇なら、話は変わってきます。自分の打球が花壇に転がり込むと、次打を打つため平気で花壇を踏みにじる人がたくさんいます。特にゴルフを始めて間もない人に多い(かくいう私も恥ずかしい経験あり)。ゴルフ場では「ボールを打つことが、すべてに優先する」と思ってます。これは大勘違いで、ゴルフ場でまず優先されるのは自然であり、その次が人(への気遣い)、そして最後がプレイとなります。「シングルプレイヤーでもないダッファーハルが何を偉そうに言っておるのか」と怒られそうですが、実はハルの周りにいるベテラン勢は、その辺のことをよく心得ていて、彼らとプレイするごとにつくづく思い知らされるのです。花壇にボールが転がれば、一打罰を払ってボールを拾い上げましょう。またローカルルールで、花壇にボールが入れば、罰なしで拾い上げてよいとしているところも多いのでまずはローカルルールをよく読みましょう。自然を破壊するなかれ!
さてスロープレイです。ダッファーハルを始めてゴルフ場に連れて行ってくれたのは、現在中国在住のM村さんです。おそらくその時は果てしなくルール・マナー違反をしていたと思いますが、彼の言ったことはただひとつ―「ボールを変な方向に打ったら走れ!」―。
とにかく走らされました。初めてのゴルフがそうだったし、持ち前のせっかちな性格も手伝い、変な方向へ打てば走るのは、今でも変わっていません。で、なぜスロープレイが悪いかといえば「周りが非常に迷惑する」。
それだけです。周りというのは同伴競技者だけではありません。その後の組も、その後の後の組みも、その後の後の後の組も全員に迷惑がかかります。ゴルフ場は、追い越しのできない狭い一車線だと言われます。その先頭をあなたがノロノロ走っています。あなた自身は「落ち着いて、落ち着いて、慎重に、慎重に」と言い聞かせてボールを打つことに集中しているのでしょうが、周りのみんなは「とっとと打て、カメ野郎!」とあなたのことを白い眼で見ています。だからもしみんなの心の声が聞こえるなら、スロープレイのあなたは発狂してしまうことでしょう。そして二度とゴルフをやろうと思わないでしょう。
ちなみに自分がスロープレイでないかどうかをチェックする方法は
1・前の組から引き離されていないか。
2・常に後の組が後方で腕組みしていないか。
などを観察するとよくわかるのですが、
どうしてもわからない人は、プレイが速いベテラン同伴競技者に訊いてみましょう。そのときもし
1・速くて小気味いいよ。
2・遅くないと思うよ
3・ちょっとゆっくり気味かな
4・遅いかなあ。
のように言われたら、その人の内心は
1・楽しく回れました。次回もぜひご一緒に
2・まあ許せる範囲だけど、もう少し早い方がいいかな。
3・トロトロするな!
4・カメ野郎!
ちなみベテランシングルプレイヤーの方は、こちらが下手くそでも速いプレイを心がければ、気持ちよくラウンドしてくれるものです。 「カメ野郎だけは御免」と思っているので注意が必要です。
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※過去人気のあった(?)シリーズを加筆修正してお届けしています。
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