オナーはownerではない
ティーショットで一番最初に打つ人をオナー(honor=名誉)といいます。通常ティーショットの順番は、一番ホールはくじやジャンケンなどで決められますが(この決め方は何でもいいそうです)、二番ホール以降は前ホールのスコアで順番が決まります。一番スコアのいい人が一番目に打つわけです。だから名誉なのですね。(前ホールが同スコアの場合、前々ホールの順番どおり打つことになります)
それではティーショットの位置が違う場合、打つ順番はどうなるのでしょうか。たとえば女性と一緒に回り、女性がレディースティーで男性陣がレギュラーティーといった場合です。このときは遠方先打の原則にのっとり、レギュラーティーからのショットが優先されます。女性がパーを取り、男性陣が全員ボギーであったとしても、パーを取った女性に向かい「○○さん、凄いですねえ。お先にどうぞ」なんて言ってはいけません。
それでは、白(レギュラー)ティーから打ってチョロやテンプラで赤(レディース)ティーを越えないとしたら、次打つ順番はどうなるのでしょう?これもやはり遠方先打の原則にのっとり、男性が赤ティーを越えるまで打ち続けないといけません。恥ずかしいので、やはりティーショットで赤ティーは越えたいものですね。
ちなみに打つ順番を間違えてもペナルティーはありません。打ち直す必要もありません。ただし「申し訳ない」と謝ることは忘れずに。またホールとホールの間、トイレに駆け込む前には、打つ順番が違っても「すいません、お先に打っておいてください!」と断りましょう。
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