大塚智彦の現地生活ルポ
スディルマン、タムリン通りの日曜日のカーフリーデー復活

6月21日の日曜日、新型コロナウイルスの感染拡大防止対策で中断されていた毎日曜日朝午前6時から11時までのジャカルタ中心部の目抜き通りタムリン、スディルマン通りの歩行者天国「カーフリーデー」が復活した。

ほぼ2カ月ぶりの「カーフリーデー」には結構な人出だったが、以前は圧倒的多数を占めていた歩行者やランナーは極端に減り、その代わりに自転車で繰り出したサイクリストが多かった。



日本のようないわゆる「ママチャリ」はほとんどなく、本格的な競技用の自転車のほかに、折り畳み式の自転車が多かった。

その後トランスジャカルタのバス停でわかったが、折り畳み自転車を畳んで手にしてバスに乗る人が結構いた。なるほどそのために折り畳み式自転車が多いのか、と納得。



かつてはホテル・インドネシア前の噴水ローターリーを中心に南北にカーフリーデーには道端に食べ物や飲み物、医療品、靴などを売る露天商が並んで賑わっていたが、これはコロナウイルス禍の前から規制されて、スディルマン、タムリンのメインストリートから姿を消し、脇道沿いに移転していた。再開の22日もその状況は変わらず、屋台は脇道での商売を余儀なくされていた。

以前になかった屋台というか露天商では「マスク」を専門に扱う店が増えていた。色とりどり、デザインも各種のマスクが1つ、5000ルピア(約40円)で売られていることからも一時ジャカルタでも深刻だったマスク不足は完全に解消したようだ。

トランスジャカルタや近郊通勤電車にも26日乗ってみたが、バスの車内、列車の車内は乗員制限をして座る座席が決めらたりしており、過密状態、満員は避けられている。しかし駅やバス停は行列をなす人であふれており、密集状態となっていた。

バスはバス停の行列から乗車定員の50%しか到着したバスに乗車できないため、路線によってはバス停で結構長い時間待たされることになり、密集状態が延々と続く事態も。



久々のカーフリーデーのジャカルタではマスク着用ながら自転車、買い物、散歩を楽しむジャカルタっ子で交通機関、主要通りはかつての賑わいを取り戻しつつあった。


大塚智彦プロフィール~1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など



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