スディルマン、ポンドックインダ、バリチカラン
 


   タケノコ医療相談が本になりました!
 大好評発売中! アマゾンにてご購入ください 


帝王切開の傷


Q  日本で帝王切開しました。普通分娩から急に帝王切開という展開でしたので、出産前の帝王切開への知識はゼロで説明もありませんでした。下半身麻酔でしたのですべて意識ある中で手術は行われましたが、初めて知りました。縦に切られてたのです。おへそ下から10センチも。横も縦も聞かれずに。昔の昔なら縦だったと思いますが、まだ8年前の話ですので、その後周り友人知人に聞いても誰も縦切れの人はいません。みんな横です。

病院の方針?ドクターの勝手?どちらでしょうか?今ではローウエストジーンズで傷口が見えるのです。もちろんビキニどころじゃありませんし。その上、醜い傷跡で線一本の傷ならまだしも、横幅8ミリはあります。どうして縦だったのかな、と疑問がわきましたので先生御経験から何かわかりますでしょうか?

 昔は 縦に決まっていたのですが 現在はその後の傷のことを考えて横に切開することが普通になっています。

しかし 帝王切開の本来の目的は 胎児を速やかに外に出すことですから 縦切開のほうがずっと早く子宮に達することができるのです。

あなたの場合 緊急帝王切開ですから 時間との勝負という意味が あるので問答無用で 縦切開になったのだと思いますが 医学的医療的には それで正しいと考えます。

問題は その後の傷で あなたがずっと悩んでいることです。術後の傷を目立たなくする薬もありますので試していただくといいかもしれません。

積極的には 形成外科で外科的に治療をすることもできますが 保険の適応になるかどうか?が 難しいところです。


タケノコ診療上のページはこちら



※「よろずインドネシア」の医療相談掲示板にてご相談のあった内容を紹介しています。

0171122