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ゴルフ達者ほど我がままである(1)

先週、ジャカルタでは五本の指に入るゴルフ猛者・ゴルゴM本より連絡があって

「ハルさん、来週、アッキーナさんがジャカルタに来るんですけど、いっしょに回りませんか?」

アッキーナさんとは、JP読者の方ならよくご存知の、いつも楽しい話題を提供してくれるゴルフブログ『継続は力なり』の主宰者であり、ゴルフダイジェストなどで紹介される日本のトップアマゴルファーだ。

ゴルゴM本の会社の専務さんでもあり、結構偉い人なのだ。それでもゴルフが縁でハルとも親しくしてもらっており、アッキーナさんと回れるのであれば、何をおいても回るのが筋というものだろう。

だいたい日本中で「アッキーナさんのようなトップアマと一度でいいから回ってみたい!」~と思っているような人が何十万人もいるので、そんな人々に

「アッキーナさんと回れるんだけど、いきますか?」と尋ねたら、いやあ、今回はやめておきますという人は一人もいないだろう。

しかし、ハルはゴルゴM本のありがたい誘いを断ってしまった。

ハル日記で書いたように、いまスタッフが産休で休んでいるため、人出がたらず、また募集しても募集しても人が集まらず困っているところなのだ。

先週はせっかく決めたローカル娘が一日でやめてしまい、鮨清の森屋さん、炭火庵の松山さんから誘われた平日ゴルフ、そして日曜日のテンダーフットコンペをキャンセルしたぐらいだ。

また実は新しい仕事を準備中でもあり、KITASの更新にシンガポールまで行かねばならず、小さな仕事がいっぱいあって、とてもゴルフをする気にならない。とにかく時間的・精神的にめちゃくちゃ忙しいのである。さらにはその日、朝から運転手が入らないことがわかっているので、子供を学校まで送らないといけない。

「いやあ、行きたいのはやまやまなんだけど…。とにかく忙しくて…。アッキーナさんには晩飯でも一緒にしましょうと伝言して」

「そうですか。残念。じゃあ、そう伝えます」

ゴルフもしたいし、またアッキーナさんと回りたいのはやまやまだが、いまは仕事優先である。普通こんな機会なんて滅多にないのだ。※「なんてもったいない!」と日本中のゴルファーから怒られそうだけど。

そうこうしているうち、またもやハルの携帯にゴルゴM本の番号で電話あり。

「もしもしハルさん?」

げっ、この聞き覚えのある大阪弁は、アッキーナさん本人ではないか。

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