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何らかの保険は必要です

Q 海外で生活していくうえで、一番困るのは病気になったときだと思います。日本では国民保険がありますが、インドネシアにはそのような保険がないと聞いています。ネットなどで情報を探しているのですが、どれも駐在員さん向けで私のように長期もしくは生涯インドネシアで生活しようと考えている人向けではないように思います。彼は、インドネシアで生命保険などに入ればよいと言っているのですが、実際どのくらいの適応があるのでしょうか。

インドネシアでの医療は 医師個人と患者の契約関係という意味合いが強く したがって どこの病院がいいのか?と問われても なかなか答えにくいものがあります。

 長期に滞在する場合 

1 かかりつけのクリニックあるいは 医師を持って 専門医 受診が必要な場合には そこで紹介を受けられるようにする ということが 基本にあります。

 タケノコ診療所の意味は そのようなかかりつけ医として 患者さんの便宜を図ることにあります。
 なんでも診療所でできるということではなく どの専門医にかかるべきか 検査をどの医療機関で受けるべきか等 情報を提供することが 大きな役割です。

2 保険がないとすべて自費で 診察を受けるまえに デポジット をおかないといけないのが インドネシアの病院システムです。 救急で病院にかかっても そこには一般医しかいませんし 専門医 にかかるには ときに時間がかかることもあります。

3 医療保険は いろいろありますが 日系のものが 一番しっかり しています。海外旅行傷害保険というものですが 日本で入ってくる のが 基本ですが これならサインだけで 現金不要で診療をうけら れます。


4 日本の国民健康保険は 海外で医療を受けた場合にも 払い戻し を受けられます。しかし これは医療保険費を支払い続けた場合です。

5 医者であっても 不慮の事故や病気になる可能性はあり 家族全員 日本の海外旅行傷害保険に入っています。 自分で全部治せば保険はいらないのですが そういうわけにも いきません。

6 極論すれば インドネシアでは お金さえあれば そのお金 の範囲で だいたい大丈夫です。反対にお金がなければ 救える命 も保障されません。命を守るのは お金あるいは 保険です。

まあ 順不同で 大雑把な説明をしました。保険もなしに生活している方もいますが 現金がたくさんある場合を除けば 保険がない生活は勇気でなく 無謀です。命知らずです。


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