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(問)お尻の穴に水が!! - (答)人間は考える葦である

汚い話で申し訳ありませんが、大便をしているときに思ったことがあったので、相談というよりも質問に伺いました。

手動式ウォシュレットがある便器で用をたし、お尻を洗浄しようと思ったら、勢い余って水がお尻の穴に入ってしまいました。腸に水が入ると人体に影響があるか色々調べていたら、毎回水を入れて便通をよくしている人がいる、といったようなことを見聞きしました。

このようなことを続けていたら腸の機能が低下するような気がするのですが、影響はないのでしょうか?

トイレというのは つい思索にふけったり 忙しいときには忘れているような疑問について 思い巡らせる・・という場所であります。

 あなたの疑問は パスカルのいう 人間は考える葦である・・という定義にぴったりであり あまり深い意味ではないかもしれませんが感動を覚えました。

 で・・・なんでしたか・・・ああ ウオッシュレットの水がお尻のあなから 腸に中に入ってしまったら いったいどうなるのか?という話ですね?

 まあ・・その・・・お尻の穴から水が入ってもですね 肛門括約筋というものがあり お尻の穴をいくら広げても 水がどんどん入ってしまう・・ということは 起こりにくいと思われるわけです。

 浣腸というものがありますが これはチューブで 無理やりいれるのですが せいぜい100ミリリットル程度です。腸は 腸圧というものがあって 上から下には流れて行きますが 逆流させるには かなりの圧が必要なのです。

 あ・・で なんでしたか・・ まあ 意識的に水を入れても 量としてたいしたことはなく 下部の大腸と直腸だけの話ですので そのことですぐに病気になったりすることはないと思われます。腸の機能が落ちるというほどには ならないと考えます。

 中には 大腸洗浄がとてもいいと思っている方もいますが・・・そもそも 体の一部を洗うということが それほど健康にいいとは信じられません。目でも 鼻でも のどでも 洗いすぎたら 痛くなるなり赤くなるなりするに決まっていて・・・さらには 臍だって 洗いすぎて 感染を起こすという病気はあるのです。

 運子は 汚い・・・だから 汚いものは 洗えばいいんだ・・・という発想・・・・一見正しそうなのですが 運子はある意味 体のトータルバランスを示しているバロメータだと思っています。

 固すぎず やわらかすぎず 形も美しく においもそれなりで・・・そんな運子に出会ったとき・・・ああ 今日も好調・・・と生きていることに感謝するような感じが一番です。

 ウォッシュレスもいいのですが そのまえに 自分の運子との語らいのひと時をもっていただきたい・・・と考えるものです。

お褒めのお言葉をいただけるとは光栄であります。ただ、私自身褒められ慣れていないものですからどう対応してよいのやら・・・。これからは運子と語らいながらの生活をしてみます。その時また疑問に思うことがあったら先生のお仕事の邪魔にならない程度に伺いたいと思います。



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