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船渡川プロ、カラワンゴルフへ来場
ダッファーハル独占インタビューC
さて今度はまたまたハルの悩みを打ち明けてみる。これは清田太一郎プロがやってきたときに、投げかけた質問で、周りのゴルフ達者な人々から「そんなレベルの低い質問するもんじゃない!」と窘められたことがある。

今回は恥ずかしいので、他の人に聞こえないよう、小声で訊いてみた。
「すごくレベルの低い質問なんですけど」
「ああ、いいよ、何でも訊いてちょうだい!」と再びいかりや長介風―。

「右肘の筋が痛くて、ずーっと悩んでるんです。もう数か月も治りません。ブロック注射で一時的に痛みを抑えても、ゴルフをやるとまた痛み出します」
「ああ、それね。(首の後ろを押さえ)それって頸椎がずれてるんだよ。整体しないと。治してやろうか。さあそこでうつ伏せになって」
「えっ、ここで、ですか?」
「そうだよ。ここで」

そう言われてカラワンのクラブハウス二階でうつ伏せになるハル。浅野支配人やO氏、OH氏だけではなく、カラワンの従業員までこれから一体何が始まるんだろうと興味津津。

船渡川プロは、靴を脱いでおもむろにハルの背中をごきごき上から踏みつけた。
「痛て、て、て、て、て、…」

「よおし、今度は仰向けになって」
言われるままにするダッファーハル。今度は仰向けに寝ると、上からじーとハルの体を見回して
「よっしゃ、真っ直ぐになったな。今度は胡坐をかいて、腕は首の後ろで組んで。そうそう」

で、胡坐をかいて首の後ろで手を組んだハルをぎゅっぎゅっと後ろに引っ張る。ごりごり音がして
「痛て、て、て、て、て、…」

「これでもう大丈夫。すぐに治るから」
果たしてこれで本当に治るのだろうか。
「なっ、ちょっとはましになったでしょ」

「いやあ、あまり変わりませんけど」とも言えず、「ええ、気持ち痛みが和らいだ気がします」と返答。

うーむ、写真を撮るだけのつもりが、まさか整体マッサージまでされるとは思わなかった。JPGA理事恐ろし。

何とかかんとか話が弾んで、気がつけば昼の1時30分。ゴルフの話題は尽きることがない。もっと話を聞きたかったが、ハルもO氏もジャカルタに戻らればならず、この日のインタビュー(?)はこれにて終了。次回の再会を期して、カラワンを後にする。しかし船渡川プロ、次回来たときには本当にダッファーハルと回ってくれるのだろうか。ちなみに一線を退いたといえど、一時はセベバレステロスと争ったレベルの人である。ゴルフの4勝は正真正銘の実力がないと無理(一勝もしないで消えていくプロがほとんどなのだ)。3月に再来イするという話―。「練習するな」とは言われたけど、いくらなんでも練習しておいた方がいいだろうなあ。

船渡川プロへ、編集長ハル(ダッファーハル)独占インタビュー(終)
船渡川育宏氏のプロフィール〜1955年04月15日生まれ、178cm・72kg 。ツアー勝利数 4(1986太平洋マスターズ、1984ペプシ宇部、1982札幌とうきゅうオープンゴルフトーナメントなど)。生涯獲得賞金 ¥136,043,173。現在JPGA理事として、またプロアマを問わず指導者としてゴルフ界の発展に尽力中。ツアー選手時代は、セベバレステロスと飛ばし合いを演じ、古いゴルフファンには非常に懐かしい「記憶に残る」選手の一人である。


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