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インドネシア老紳士にゴルフの真髄を見た!(後)
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比較的上手いと思われる方のおじさん、ボールにアドレスをしてから打つまでの時間わずか6秒!そしてもう片方のおじさんは、一度軽く素振りするものの、それでも14秒!

飛距離は二人とも老人なので大したことなし。たまにチョロも飛び出し、林に転がることもある。しかし打球の方向がどうであれ、次打の地点までの歩みはまったく同じだ(とろとろ歩き)。そして打つ時はぱっと立ってぱっと打ち、打ったあとはすぐに歩き出してといった具合に、時間のロスがまったくない。

あらぬ方向にボールが飛ぶと、とりあえずその地点までいってキョロキョロ見渡すものの、ボールが見つからないと思えば、さっさと新しいボールをドロップ。ボール探しなんてしません!

グリーン上では入っても入らなくても、だいだい2パッティングで切り上げ(どのぐらいをOK距離としているかは定かではないが)とっととグリーンを降りる。スコアはつけていない。

途中パー3ホールですれ違い様、向こうの方からハローとにこやかに挨拶してきた。初老の紳士である。間違いなくジェントルマンなのだ。

「はー、こんな人達もいるんだなあ」と感心しきりの二人。こんな風に齢を取りたいものである。

「100叩いた」とか「90切った」とかスコアに執着しているうちは、この二人の心境に遠く及ぶまい。

インドネシアの老紳士二人のプレイ態度に感服しました。恐れ入りました!

追伸~前の二人が非常に気持ちいいプレイをしてくれたおかげで(関係ないかな?)、久々に90を切れました。どうもありがとう!※スコアに執着してますね。恥ずかし…


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