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ハル、まさかこんな展開になろうとは…(その4)

さて当日朝―。一部のゴルフ仲間からは

「ねえ、ハルさん、今日のカップリング、船渡川プロとでしょ。ハルさんがそんな偉い人だとは知らなかったよ」
偉くもなんともないのだ。ハルだってこんなカップリングをされるとは思ってはみなかったのだ。

「いやあ、羨ましい。頑張ってね!」

人の気も知らないで…

スタート合図は7時であったが、少し早めにジャスミンの一番ティーへ向かう。これは先に到着しておき船渡川プロを迎えないといけない。

そのうち同伴競技者のOさんやYさんもやってきて、最後にやってきたのが船渡川プロ。ハル、船渡川プロに向かい元気よく

「今日は、よろしくお願いします!」
「はいよ!こっちこそよろしくね!で、握る?ハンデ?スクラッチに決まってるジャン。かっ、かっ、かっ」

ノリはマグロ船の船長か、中央市場のオヤジさんなのだ。船渡川プロの『人となり』に関しては、一昨年のインタビュー記事を参考にしてほしい。※ダッファーハル、船渡川プロへ独占インタビュー

そうやって和気藹々と始まったカラワンオープン。とにかく緊張する一瞬であった。ジャスミン一番青ティーからのティーショット。

Oさん、Yさんともシングルプレイヤーらしく、まあまあの当たり。ハルだけがダッファーなのだが、ここは何としても、チョロ、引っ掛け、テンプラなどのダッファーミスは避けたい。なんせ船渡川プロが目の前にいるのだ。

緊張する一瞬。ええい、ままよと打った球は、これがなんとまっすぐ飛んで、フェアウェイ中央に落ちるナイスショット。

ハルの感想「ああ、よかった」~ほっとする一瞬であった。

船渡川プロは当然フェアウェイ中央をハルよりも30~40ヤード向こうへ。

(その5)

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