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JPclub特別対談
ジャカルタ日本人トップアマVSプロ第3回
第1回 第2回
大江「私、実はアプローチイップスなんです。ウェッジを使った30ヤードほどの寄せでいつも硬くなってしまい、シャンクやショートがでます。練習では、自分でも惚れ惚れするぐらい(笑)ピタッ、ピタッと寄るのに本番になると打つ瞬間体が硬直して、どう打てばいいのかわからなくなるのです。『えい、やあ』と気合で打ちますが、いつも結果オーライを期待してしまいます」

土山「実は、私、ドライバーイップスなんですよ(笑)」

大江「えっ!そうなんですか?」

土山「三、四年前、アジアツアー挑戦中に腰を痛めたとき、ちょうどドライバーを打っていたんです。それから二年ほど腰痛でクラブを振れない状態が続いて、ツアーを断念しました。いまは腰痛もよくなり、ゴルフをできるようになったのですが、それ以来ドライバーを打つときはどうしても緊張してしまいます」

大江「世界のトッププロでもイップスには悩んでいますね。やはり解決法は自分で見つけるしかないのでしょうか」

土山「そうですね。私もぜひ聞きたいぐらいです(笑)」

上達するための練習方法〜

大江「私がこちらへやってきたときは、100前後で回るダッファーだったのですが、これじゃあいかんと一念発起して、ゴルフに打ち込んだ時期があります。一週間に一、二度練習場で500球を打ったのですが、その割合はウェッジが80パーセント、ドライバーなんてせいぜい10球ほど打ったぐらいです。その練習内容は自分で考えたわけではなく、雑誌に書いていることをそのまま実践しただけなのですが、一年ほど過ぎた頃、実力がかなり伸びていることを実感しました。よく『どうやって練習すれば上達しますか?』と訊かれます。飽きるほどこの話を繰り返しますが、納得してくれる人は多いけれども、実践してくれる人はあまりいないようです(笑)」

土山「ウェッジの練習も、同じ距離をコツコツ打つだけでは、なかなか上達しません。その練習方法でうまくいくのは子供のうちだけです。社会人からゴルフを始めるのであれば『これぐらいで振れば、こんな感じで上がって、距離がこのぐらい出て』と考えながら練習しないと自分のものにはならない。大江さんも練習方法は御自身で工夫されたのではないでしょうか。でないと、短期間でトップアマになることは難しいと思います」

大江「私の場合、30ヤードを打つ場合、歩幅はこれぐらい、40ヤードならこれぐらい、と確認しながらボールを打ちました。雑誌を持ち込み、こうやってヘッドを抜けばスピンがかかって〜といちいち自分自身を納得させました。納得しないと次へ進めないんです」

土山「上達の速い人は、みんな創意工夫された練習をされています。限られた時間を使って一生懸命練習する(在イの)日本人ビジネスマンの方には、ぜひ頑張ってほしいと思います」

以下、次号へ続く
大江利明〜3年前のジャゴラウィジャパンカップの覇者、また先月開催のカラワンクラブ選手権で優勝したクラブチャンピオン。8年前ジャカルタへ赴任。赴任当時のスコアは100前後ながら一念発起し、シングルプレイヤーに。

土山大介〜10歳の頃からゴルフを始める。アメリカでゴルフを学びシンガポールの難関クウォリファイを合格しプロとなる。アジアツアーに参戦中、腰痛のため同ツアーを断念。現在はレッスンプロおよびプロフィッターとして、ジャカルタアマゴルフ界ではぴっぱり蛸の若手プロ

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